高齢者の大通

寒い、寒い、寒い!
本当に寒い!
いつから、こんなに寒さに敏感になったのか?
朝、目覚めると、ガバッと起きれない。
脚が針金のように硬い。
手も、痺れ気味。
何より、脳が覚醒していない。
自己判断においては、怖い状態である。
年寄りにとっては、冬は大敵である。
他にも、大敵は山ほどある。
だから、食事療法、機能訓練、ヨガ、サプリメントなど、高齢者のために、親切なアドバイスも山ほどある。
テレビの医療番組の中で、わざわざ、忙しいお医者様達が出演して、懇切丁寧に指導もある。
高齢化社会なので、企業からターゲットになるのも理解はできるが、これほどの事態になるとは思わなかった。
私も、命は大切にしたい。
死ぬまで、元気でいたい。
とは思うが、朝から体操、青汁付きモーニングにサプリを飲んで、近所の福祉会館での老人会に参加してボケ防止までは望んではいない。
歳を重ねるということは、背骨も曲がって、頭は徐々にこうべを垂れて行く事だとすれば、頭を下げない傲慢な私には、好都合かも知れない。
自分にあった健康管理を、ゆっくりと、進めていきたい。
人々を支援して来た人間が、支援される側に立つことを味わってみれば、大切なものが見えて来るだろうと思っている。