新たなる年に希望を。

お正月から一月が立って、節分である。
多分、どの行事も今年一年健康でありますようにとのお決まりイベント。
ただ、昔から恵方巻きを食べていたかは定かではなく、お寿司屋さんのビジネス商法。
古い民族の風習に、重なるように同じ月にバレンタインデー。
これもまた、チョコレート屋さんのビジネスライン。
三月になれば、お雛様がいきなり現れて、四月には桜祭りで浮かれ、五月にはこどもの日に引っ掛けてのゴールデンウィーク
そして、いよいよ、新しい年号の誕生である。
四季折々の風情を味わう時間も、あっという間に過ぎ去って、来年のお正月に突入してゆく。
1日も間違わず、暦は進んで行くが、それぞれ個人の悲喜こもごものドラマはある。
昨年は、個人的には色々あって激動の年ではあったが、年が変われば何故か心はリセットされていて、もはや過去のこととして頭は切り替わっている。
カレンダーに乗り遅れないように、充実した暮らしを過ごしたいと思っているから、多少引きずる傾向にあれど、前進あるのみ。
義父の時代からの住まいも、息子は引き継がず、住み続けてきた60年の家にもピリオドが打たれた。
同時に、物も思い出も人と共に姿を消した。
残された人間の人生の中に組み込まれて、その人が死ぬ時に、また消滅する。
血統の継続は、場所ではない。
政治家になろうが、アスリートになろうが、サラリーマンになろうが、風来坊になろうが、地位や名誉ではなく、どう生きるかにその血筋の傾向性は、必ず出現する。
身軽になった今年から、また新たなるスタイルで、暮らしていきたいと思案中である。