結婚か仕事か

お嫁さんになって貰えたら嬉しいと、勝手に思っていた女性たちがいる。
しかし、どの女性たちも、嫁にするにはもったいない。
社会的にも、有資格者で専門職。
経済的にも自立。
聡明で、容姿端麗、天は二物を与えている。
そんな女性を、家系のしがらみの中で、結婚という枠にはめてしまうには、惜しいのである。
こんなタイプの女性は、どんな立ち位置になっても、こなしてしまう。
しかし、結婚だけは、相手が1人で一番難しい人間関係。
頭脳明晰、容姿端麗だけでは、通用しないのである。
他家に嫁ぎ、子を産み、紆余曲折の暮らしの中で、妻として、母として、人間として成長するドラマがある。
できれば、家庭と仕事が両立出来れば、満点であるが、相当な覚悟と、周りの寛容な理解がなくては、成功しない。
残念ながら、離婚に至る。
仕事に完璧を求める人は、家庭にも完璧を望むので、無理に無理を重ねて、自ら崩壊してしまう。
私は、別居という形をとり、結果として、どちらも中途半端になって、潔くない思いが残っている。
仕事に重点は置けたが、家の事も夫の事も気になり、捨てては置けず、行ったり来たりの羽目に陥った。
何が大切かは、全てが終わるまで分からず、
女性として、成熟した40代。
「思えば叶う」チャンスとタイミングを見計らって、飛び立つしかない。
少しでも躊躇する心があるならば、止まらねばならない。
女性の働き方改革も進めてはいるが、
夫婦のあり方改革も、しなければ行けない。
まだまだ、日本では女性が社会に進出するには、周りの支援が遅れている。