世の中、不倫流行りで、目立つ芸能人や政治家たちが、バレちゃって、謝る相手は奥様なのに
「皆様にはご心配かけまして、申し訳ありません」
と、国民に向かって、深々と頭を下げて、消えて行く。
「貴方のことなど、私らちっとも心配してまへん！」
神代の昔から、浮気など当たり前、男の甲斐性とまで言われて、大手を振って横行していた。
された方も、意外とケロリとしていて、家庭に迷惑かけなければいいじゃん程度の人もいた。
全国に向けて、犯人の様に質問されて、自白する。
嫁には、舌噛み切っても真相は言わないのに、いとも簡単に認めるのは、どういう事か？
とりあえず謝っておけば、人の噂もなんちゃらで、忘れてくれる情けない男に成り下がる。
あまりにマスコミが騒ぐので、被害者である嫁までが並んで謝罪。
「おかしい～なぁ」
聴いてる方も、アホらしなって煙に巻かれる。
今更、男や女の本能を取り沙汰する気は無いが、人間はある域を越えると、目の前にイケメンや絶世の美女が現れても、ピクリともしなくなる時期が来る。
しんどい事、めんどくさい事、もはやエネルギーはあらしません。
昔から、男と女は、
「灰になるまで」と言われているが、
一般的には、ドラマの中の話である。
歳をとると、肉体はもちろん低下するが、
それに伴い、神経も感性も鈍くなる。
男は女の様になり、女は男の様になり、同化して行く。
だから、若い時には、灰皿投げ合うくらいの夫婦ゲンカも鳴りを潜め、物言わぬ陰湿な戦いになる。
仲直りなど願ってはいないので、
「どうでもいいかも」
「一生でも、黙ってれる」
というくらいに鍛えられているので、
生々しい、男と女の❤物語は、遠いのである。
サービス精神、ボランティア精神の優しい女性たちに微笑まれて、
「ぼ、ぼくですか？」
と、うろたえている姿をスマホに撮られ、録音されて、拡散する。
もはやコソコソできる時代では無いのです。
別に特別な想いがないもの同士でも、
一つ屋根の下で住み、男女がパジャマ姿で、
夜更けまで語り合うシェアハウスが、存在している時代に、大騒ぎすることもない。
いずれ、歳を重ねていけば、男女の差別なく、付き合える日が来る。
爽やかな空間で、清々しい会話が出来て、
小さな恋心が、尊敬に変わる様な時間が持てれば嬉しい。
