有資格者この指とまれ!

私の周りは、結構独り者が多くいる。
勿論、若い頃には家族はいたが、訳あって、現在は一人者。
また、出遅れたのか、良き伴侶に出会えず、
残念ながら、ずっと一人者。
あとは独身主義を貫いている独り者。
ほとんどが、国家資格を持ち、または、職人肌の専門家達なので、
「包丁一本さらしに巻いて」
日本国中、どこでも通用するので、食べるに困らず、なんとなくのんびりと来てしまったのである。
元気であれば定年もなく、仕事一途で過ごして来たら、いつの間にか、じいさんばあさんになっていて、身内は疎遠の独居老人。
医者、看護師、介護士社会福祉士、栄養士、理学療法士、ケアマネジャー、ヘルパーなどの臨床に携わる有資格者。
学者、大学教授、専門講師、弁護士、税理士、社労士等、知識的な有資格者。
資格はないが、料理人、音楽家、アーティストなどの何かに秀でた専門家。
私も含めて、この様な人たちは、若い頃から、
一般の人達に、必要に応じて、専門的に携わり支援する側にいた人達である。
この人達も、同じ人間なので、人生の中で、病気もするし、事故や事件にも遭遇するし、人間関係で困る事もあったはず。
しかし、人を助けたり、人を喜ばすことが優先されて、駆け抜けた長い年月に、へとへとである。
そろそろ、一人で生きて行くのは大変かなと、思いついたのが、
「有資格者老人シェアハウス」
まず、お医者さん、看護師か介護士さん、大工さん、料理人さん、そして、経理のできる人、
これだけ揃えれば、「鬼に金棒!」
多少、歳がいってても大丈夫!
「昔取った杵柄、まかせといて!」
それぞれが、独立した専門家なので、しゃしゃりでない訓練はできている。
後は、ヘルパー資格をもつ、優しいおばあさんがいてくれたら、言うことなし。
若い頃から、夢見ていた構想である。
いよいよ、募集を始めてみようと、企んでいる。