やめたい事をやめる勇気

「やめなあかん事」
を、すぐやめれる人を尊敬する。
私の講師仲間(男性)で、一人いる。
血液検査のデータで引っかかると、1ヶ月で基準値まで戻す。
数十年、体重に変化はないと言う。
私なんぞは、太ろうが痩せようが、昔から理想の絶対サイズがあり、
「あら、パチパチやん!サイズ間違ったかしら?」
と、自分にとぼけて、食べ続ける。
脂肪分、糖分使用の食品が、殊の外好きで、
データが上がろうが下がろうが、気にはなるが、やめられない。
「痩せる時は、癌になる時!」
みたいな自虐的な考えもあり、この時点で、
「依存症」と、診断が付く。
その友人は、直ぐ、瞬時に、原因となるものを、食事のメニューから排除する。
昨日まで好きだったものでも、
「召し上がれ」と、差し出しても、
「結構です」と手もつけない。
その頑なな姿勢に、嫉妬する。
この時点で「被害妄想」と、診断が付く。
経済のコントロールも、さすが、簿記も専門なので、収入が少ない時は質を落としてバランスをとる。
私は、ある時、ない時、どちらになっても、
「質を落とすくらいなら、食べません❗」
とまで、言い切るので、この時点で、
「執着が強い」と診断される。
ある日、私の心を見抜いたように、
「昔から、良いことはトコトン続ける、悪いとなったら努力してやめれる人間だったから、親からも変人扱いされてきました」
と、残念そうに言われた。
自分のしてる事を棚に上げて、完成度の高い人を引き摺り下ろして、変人扱いする傾向が世の中には多くある。
「貴方は真っ当な人間ですよ」
と、答えたのである。