100均セミナー

地域の為に、何か役に立つことをしたいと思い
「100均セミナー」コーヒー付きを開催したいと思っている。
医療や介護を目指す若者たちを、長年教え続けて、有資格者を社会に送り出してきた。
多分、活躍されているだろうと信じている。
私自身も、支援される年齢になり、その立場になって、受ける側も学ばなければならないことを知ったのである。
何があっても、自分の意思での自己決定の制度になって、個人の自由という聞こえは良いが、
実際は、不都合なことが発生していた。
家族と死に別れたり、生き別れての一人暮らしの高齢者は、社会の情報も入らず、心身ともに老化も進み、正しいジャッジができないのである。
助けてほしい、支援も必要であっても、どうしていいかわからないまま、自己決定を迫られて、曖昧な答えを出して、放置されている場合が多い。
「ようわからんから、もうええわ!」
と、いえば、
「ああ、そうですか」と、無責任な役人は手を離す。
医療や介護の制度や、支援の知識を知っていれば、質問もできるし、正しい自己決定もできるのである。
自分の暮らしや健康のプランニングを、自分で作成できれば、人に依存したり、お金に執着しなくても、社会保障や福祉の制度を活用して、
一人でも安心な暮らしはできるのである。
エンディングノートではなく、プランニングノートを書くセミナーを開きたいと願った。
地域の人に、声をかけたら、こんな声が返ってきた。
「そんなん、開いても誰もきませんわ。皆んな困ったら、お互い助け合いはるから大丈夫!」
と、一笑された。
この国の人達は、学ぶことを否定し、科学的根拠を認めない。
「情」だけでは解決できない事がある。
人情、心情が、薄情に変わる事もある。
それでも、100均セミナーに、たった一人の老人が来られても、私は丁寧にメッセージしたいとおもっている。
諦めなければ、必ず、間に合う事を知っている。