悲しい世界

不幸せ、不親切、不安、不正、そして不倫。
言葉の上に、不が付くと不愉快な言葉になる。
最近テレビの報道も、新聞も、本も、目につく事が多くなった。
世界も、日本も不安定。
命に代えても、国を守り、人間を優先してきた思想も、今では、信頼の置けない政治家たちに不信が募る。
貧しい人たちに与えられない食事。
ガラス戸の向こう側には温かなスープを飲む富裕層が見えるベネゼエラ。
EUを離脱に突入すれば、陸の孤島にいずれはなるイギリス。
核を抱きしめて、離そうとはしない依存症の北朝鮮
アメリカ、ファースト!を叫び続けるヒーローの国。
「こんな平和な国に、テロが起こった事が、遺憾です」
と、とぼけた大統領の言葉。
葛藤もしない、苦悩もしないAIロボットを作り続ける科学者たち。
もう一度、窓を開けて、見て欲しい。
美しい地球の上で、太陽に育てられ、月や星に癒され、自然の森が、津波から人間を守ってきた歴史を。
不信心な私でさえ、もはや、手を合わせて祈ることしかないと、感じている。