誰もいないけど、大丈夫よ。

ガタゴト道を行く列車で、
乗り合わせた貴方と、
次なる駅で何を成す?

天を仰いで、出てきた答えが、
間違いではない事を
鏡の様に車窓に映る。

失敗は、笑いに、
成功は涙に変えてきた日々を思い出す。

知識と知恵と想像が、今溢れ出て、
次なる停車場で、私は降りる。

障害者が乗るエレベーターもない駅で、
途方にくれても、
神の手で、救われる。

今更、怖くもないし、恐ろしくもない事は、
同じ境遇の貴方なら知っている。

ドアが閉まるまでに、飛び降りなくても、
いつか、また、
何処かの停車場で、会えるから。

心配する事も、落胆する事も無いくらい、
私と貴方の頂上は、決まってる。

東からでも、西からでも、
どちらからでも、登れる入り口を
探して欲しい。

汚れた手でも、純粋な心さえあれば、
必ず開く。

追いつく時間と、言い争いを辞めて、
ゆっくりコラボを組んで、
私の成すべき事を手伝わすつもり。

無い様に思っているけど、
命のある限り、
時間は寝たふりして、待っててくれる。