恥が無くなったら?

日産のゴーンさんが、また、逮捕され、拘留のニュースが出た。
背任横領の疑いだそう。
殺した、傷つけたの刑事事件ではないので、私たち一般人には、難しい言語が並ぶ。

要は、昔からある、社長になれば、
「会社のお金も、家のお金もわしのもん」みたいな公私混同の世界である。
金額が大きいだけで、何処にでもある話である。

最近は、不正や不倫などの事件が起こると、懇切丁寧にワイドショーが報道する。
自分の環境にはないコカインや大麻などの使い方まで説明するので、
「へぇー、ほおー」と、感心して聞く。

昔なら、警察以外はシークレットの話も、此処まで漏れるのは、ネット社会になったからかも知れない。
遊びも芸のうちと言われた芸人も、バレたら大変!
愛人の一人や二人当たり前の政治家も、証拠写真を突きつけられて、首が飛ぶ。
文春の記者より怖い一般人が、ネット配信する時代である。

こちらも、だんだん慣れて、この間まで政治家と言われた先生が、吉本の芸人さんとテレビに出て、タレント変身しても、驚きはしない。

恥も外聞もない話など、今は無い。
恥とは思ってないので、
「この恥さらしー!」
と、怒鳴られる事もない。
テレビの画面に向かって、
「申し訳ありませんでした!」
「撤回します!」
と、30秒ほど頭を下げれば、許される時代である。

吉本さんが、テレビ業界に君臨したおかげで、お笑いが大流行りになった。
笑いは否定しないが、人間として、笑われる事はどうかと思う。

どこかで、誰かが、泣いてる人がいる事は確かである