信じないのは良き事

土曜の朝、ボーッとTVを見ていたら、歴史学者が、
「ネット情報だけで、知識を得て、本当のことだと思うのは危険ですよ」
と警告を鳴らしていた。

たしかに、ネット社会になってからは、簡単に情報や知識を手に入る様にはなった。
「美味しいカツ丼が食べたい!」
と思えば、場所から値段まで出ている。
たしかに便利である。

しかし、食べに行って美味しいかは、疑問である。
一般人から料理研究家までが、情報を提供しているので、どれをチョイスするかは、自分次第。

という様に、ネットは膨大な知識の宝庫であるが、真実かどうかはわからない。
昔なら、知識を得たいときは、本屋に行って、専門誌を購入する。
選ぶのは自分である。

日本の歴史だって、どこまでが真実か定かではない。
NHK大河ドラマで、主人公を美化して脚色されているが、誰も生きていなかったので、その時代では悪党だったかもわからない。

ネットで書かれていることも、
「へぇーそうなんや」
と思いながら、さほど本気にはしていない。
参考資料程度である。

何故なら、私は元来、人の言うことをあまり信じてはいないし、いい者は悪者かも、いい事は悪い事と反対に密かに思っている人間なので、疑り深い。

「人を信じなさい、神を信じなさい」
と言われると、
「なんで?」
と言ってる人を信じていないので、性格は曲がってるかも知れないけれど、最後には、
「やっぱりー!」
と言う事が多々あり、危険予測にはなる。

だから、オレオレ詐欺には騙されない。
本当の息子であっても、信じてはいない。
えげつない母親である。