昭和に生まれて良かった。

一昔前、電車の中や待合場所では、新聞や文庫本を見ている人がほとんどであった。
今は、そんな姿を見かけない。

おっちゃん達は、仕事の行き帰りは、必ず新聞を丸めて持っていた。
ましてや、ポーチやリュックなど、とんでもない話である。

携帯電話やスマホの普及で、世の中は、急速に変化して行った。
生きている間に、この時代の変化に、遭遇できたことは、ありがたいと思っている。

日本史を遡れば、原始時代から、戦国時代、江戸時代ではなく、
「昭和に生まれて、良かった!」
と思っていた。

男は褌に袴、女は髷を結って着物姿。
夏の暑さ、冬の寒さにエアコンもない。
車も電車もなく、馬か籠。
「やめて~!」と叫びたくなる。

便利な電化製品が、次々と発明されて、
女性が怠惰になると言う人もいるが、
「女は、家事の奴隷ではありません!」
と言いたい。

宇宙に行けるチケットが買える時代。
スマホひとつあれば、生活ができて、命を守れる時代。
素直に嬉しい!

そして、令和生まれの人達が、
「令和に生まれて良かった!」
と言える位の未来になっていて欲しいと、願わずにはいられない。