ニッポン、沈没。

最近、何だか、じわじわと物の値段が上がってきている。
芦屋の住民なら、みんなが知ってる、
「芦屋大丸地下食品売り場」
が、だんとつお高い事を!

庶民の味方コープさんの、2倍は越えている。
高いだけあって、品質には間違いがなく、
「やっぱ、大丸?」
と、見てくれも良く、味は正直である。

それでなくても高い商品が、値札を見ると、
「エーッ!」
と、ギリ貧の私は、ビックリする。

大丸の地下で、毎日食料品を買う人達は、もちろん芦屋のセレブなので、ゼロ一桁違っても、おいといはないのである。

社会の経済は、安い物が溢れて、みんながわんさか押し寄せて、買いまくれば、当然物は無くなるのが法則である。

次に来るのは、品薄になり、取り合いになれば値段が上がる。
ましてや、国産品を製造せず、輸入に頼るように成り下がった日本は、売ってくれるのを待つしかないのである。

取りざたされている、米中の関税闘争が、影響しないわけはない。
安倍ちゃんが、どんなにトランプさんと密約しようが、いざとなれば、
アメリカ、ファースト!」
と叫んで、終わる。

こんなにわかりやすいおっちゃんはいない。
斬新に切って捨てれる潔い商売人ではあるが、
のんきに笑ってる場合やおまへん。

昔は、七輪で焼いていた25円のサンマが、一匹1000円の時代である。
長い事、食卓に出なくなって久しい。

お父さんが、真面目に働き続けて、やっともらえた年金で、老後は安泰など、噓みたいな話になった。

貯金通帳を穴のあくほど眺めていても、どうしようもないのである。
お父さんは、駐車場の誘導係に、お母さんは、飲食の皿洗い。

豊かな老後は、もはや探しても見つからないのである。
70年生きて、またバブル崩壊の悲劇には、遭遇したくはないが、このまま行けば、いずれはきそうな気配はする。

南海トラフに、リーマンショック、三つ巴できたら、
「ニッポン、沈没!」間違いなし。

東京オリンピックを2度みれると、喜んではいられない。
何故なら、その影響をまともに受けるのは、
高齢者と子供である。

腕組みして考えても、頭の中は❓しか浮かばない。
未来ある若者達に、本当に、こんな日本を、バトンタッチしていいのか、疑問である。

その時には、
「私達、この世にはいないからね」
と諦めるには早すぎるのである。