誰もいない、操縦席

残念ながら、

吐息では無い、ため息ばかりの、

今日この頃が、過ぎて行く。

 

カラカラ回る走馬灯のような、

心模様が、胸を痛める。

うつうつと、病魔が襲って、

眠れない夜。

 

中露の海軍の船隊が、

知らぬ間に、日本をぐるりと、一回り。

冬が秋を追い越して、

気狂い沙汰の、異常気象。

かと思えば、

マグマが燃えて、火山が噴火。

 

日本列島も、選挙で燃えて、

総理も議員も、

そんな事、あんな事、

ほったらかして、誰もいない操縦席。

 

「ハレ、ケ、ケガレ」

の、定義が揺らいで、

非日常を、繰り返す。

マズローの欲求の五段階説」

ピラミッドのてっぺんの、

自己実現

いつのまにか、消えて行く。

 

日常もどきの非日常に、

惑わされてはいけない。

次なる創世記、

旧約聖書預言者モーセの警告は、

いまだ、終わってはいない。

 

信頼を失った人間の愚かさを、

猛省するには、今しかない。

「70歳を越えるまで、見えてはこない」

この世のしがらみ。

 

若者達の、純粋さが見え隠れする笑顔に、

癒されながら、

妄想が、希望に変容してゆく。