2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

女性としての「最後のエンディング」

数えるのも、 忘れるほどの「お誕生日」が、 また、巡ってきた。 もう、何回目かも、何歳かも、 定かではないが、 65歳を過ぎると、 ご丁寧にも、段階がつく。 「前期高齢者」 「中期高齢者」 「後期高齢者」 と、細かく分かれて、 なんだか、 「失礼」にも…

「認知症の兆し」に落ち込んだ1日

今朝から、 涼しいうちに、外出したが、 この熱さは、 只者ではない。 大事な用事だけを済ませて、 早々に、 家にたどり着いたら、 どうも身体が、「思う様に動かない」 ソファに横になって、 バイタルを測ると、 数値的には悪くないのに、 頭は、「フワフワ…

「貴方の人生まで、知らんがな」

我が子に、 「生まれて来て、良かった?」 なんて、 死ぬまで、怖くて聞けないだろう。 たとえ、 「大喜び」されても、信じがたいし、 「思いの丈」を、叫ばれても、 弁解のしようがない。 振り返れば、 我が子の、幼かった時の可愛さや、 純粋な心模様を、…

「後半人生」の幕開け

眠っているお腹の上で、 携帯が鳴っている。 眠りの中で、応答すると、 親しい友人からである。 歳を重ねて、 体力も衰え、 精神力も弱り、 動きすぎると、疲労が襲い、 ズルズルと、ベットの中に、逆戻り。 「まだまだ、人生、 捨てたもんじゃ無いですよ!…

「振り向きもせずに」悲しみを伝えてくる。

「大病」が見つかっても、 「ほっとくねん!」 「今更、無理やん!」 と、言う高齢者が多い。 「与えられた命」に対して、 もったいない話である。 生きたくても、 若くても、断ち切られる命もある。 あと数歩で、 ゴールが見えていても、 「奇跡はあるかも…

「狂った果実」が落ちている夏休み

朝、 明るい日差しに、 思わず、窓を開ければ、 「いつもと変わらぬ」 ブルーの空に、グリーンの樹々、 穏やかな、風景が、 数時間後には 燃えるような、「熱射の風景」 どこにもない影を、探しながら、 「靴底」が、焼けてゆく。 かつて、 これほどの、季節…

「教養」を積み上げるチャンス

歳を経てから、 姉と、 よく、ランチしたり、 電話で、話す事が多くなった。 80歳を、目の前に、 二人とも、 自他ともに認める、「後期高齢者」である。 友人、知り合い達も、 順次、施設に入ったり、 病にかかったり、亡くなったりと、 「風の便り」も、…

生き抜いているだけで、「素晴らしい」

「出遅れた真夏」と、 「いき遅れた梅雨」が、 絡んだまま、どうにもならない、 季節を、作り上げてしまった。 「一握り」の、 小さな国の中で、 かたや、 「カラッカラ」の、干上がった気候、 片方では、 「山をも崩して」いく、泥の川が、 猛威を振るって…

人は、「お出かけ」をやめない

尾身先生が、 「お出かけになるなら、 よく、考えて外出を!」と、 テレビで言われていた様に、 「今日のお出かけ」は、大失敗である。 公道、私道、 どの道を通っても、車の渋滞。 見るなり、 「一瞬」で、踵を返して帰宅した。 たとえ、 どんなに、世の中…

最期の、「難しいハンドリング」

「あそこの施設」に入ると、 どんな小さな病気も、 心の病も、 いち早く発見してくれて、 医療連携が取れた、 質の高いケアライフが出来る。 と、言われるような、 高齢者施設に、出会ったことがない。 私の年代になると、 嫌でも、 「老後の暮らし」を、 決…

「死ぬかも知れない」と、思った日

「死ぬかもしれない」と、 思ったのは、 今回が初めてである。 数日前からの、 自分の身体に起こる、 体調の変化は、尋常では無い。 医療器具が示す数値が、 異常値を、まだ表さず、 「様子観察」で、家に押し戻されるが、 何処かで、 私だけは、「死ぬかも…

夢も希望もない「老人施設希望の家」

65歳になると、 市役所から、 「介護保険証」が、送られてくる。 一人前に、 「高齢者の仲間入りですよー」 の証明証である。 最近の65歳は、昔の50代位の、 感覚で、 見た目も、動きも、 爺さん、婆さんではない。 市役所の福祉高齢課の、 窓口には、…

「夏の風情」も消えてゆく

真夏の夕暮れ、 父に言われて、 「庭の水まき」 たいした庭でもないのに、 休みの日には、リビングから見える、 芝生の緑が、 「ご自慢」で、ビールをのみながら、 ご満悦であった。 そんなに好きなら、 自分で、水撒き位すればいいのにと、 「親の身勝手」…

「命と向き合う」暮らし方

「夏の日差し」が、 明かり取りの窓から、 のぞいている。 朝から、エアコンはつけないぞ!と、 思いながらも、 少し動けば、 「汗ばむ夏」が、追っかける。 朝には、 涼しい青い空も、 お昼になれば、容赦ない日差しが、 「これでもか」と、照りつけてくる…

息子の命の身代わりに

当時、 阪神大震災で、 飼い主を亡くした犬が、 保健所に、集められていた。 お持ち帰りされなければ、 殺傷の運命、 その中から、真っ白の可愛いスピッツを、 選んで、我が家に連れて帰った。 あまりに痩せて、 ヨレヨレだったから、 近くの獣医さんにみて…