人は、「お出かけ」をやめない

尾身先生が、

「お出かけになるなら、

よく、考えて外出を!」と、

テレビで言われていた様に、

 

「今日のお出かけ」は、大失敗である。

公道、私道、

どの道を通っても、車の渋滞。

見るなり、

「一瞬」で、踵を返して帰宅した。

 

たとえ、

どんなに、世の中が、

「クソ暑くても」

「満員御礼でも」

人は、わかっていても、

「お出かけ」をやめない、

 

行くだけいって、

「無理なら帰ろう」

と、事なかれ主義もある。

「想定外も、危機感も」全くないのである。

 

「ただの雨」ではなく、

あっという間に、車も家も、

流されてしまうほどの被害が、

これ程、

報道されているにもかかわらず、

 

「出会ったことのない」悲劇など、

我が身に起こるわけがない!

と、希望的推測が、突き動かすのである。

 

「道が」、川になろうが、

「命に関わる」、熱中症になろうが、

この渋滞で動けなくなった「現実」

救急車を、呼んでも、

助けにはきてもらえない「現実」など、

あるはずはない。

 

たとえ、経験がなくても、

想像力を発揮して、

自分はともかく、

高齢者は、子供はどうなるかくらいは、

知識として身につけて、

おかねばならない。

 

もはや、

「平和だった」日本は、

温暖化により、大きく変化して、

それに伴って、

何一つ対策は、準備されてはいない。

 

「自分の身」は、

自分で守らねばならない時代になり、

公助もなく、

共助もなく、

「自助」によってしか、

救われない国になった事を、

もはや、

確信せねばならないのである。