あっという間に、
お正月三が日も、明日を残して終了。
巷では、感染拡大は続いて、
「コロナには正月はなし!」である。
今年は異例のお正月、
去年の悲しみを抱きつつ、
不安な今年を迎えねばならなくなった。
もはや自助努力では、事は足りず、
公助の手を差し伸べなければ、
明日の住む場所も、食べ物も、
ない人達が、どこかに溢れているはず。
「もの言えず」の人達を、
こちらから探し出さなければ、
日本という国も、終わりである。
「経済大国」と言われた日本も、
今や、世界レベルの枠からははずれ、
GDPは低下して、
他国からも相手にされない国になった。
アメリカの加護のもと、
お金と引き換えに、ここまで来たが、
それこそ、自助努力もせず、「大樹の陰」。
今は、その大樹もないのである。
混乱期に弱い日本は、酩酊状態。
船長のいない船は、嵐の中で渦の中。
世界の先進国は、
悲惨なコロナ渦の中でも、
地球規模の発想転換を始めている。
温暖化によって、起こる大惨事に、
一瞬で対応を変容しなければならない。
車は、ガソリン車から電気自動車に、
と言われる中で、
「ハイブリッド!ガソリンと電気両方で!」
と、まだ言ってる日本の自動車産業。
去年、どこかで何度も聞いた言葉、
「命と経済、両方で」
決断できない国であり、
決められない迷路を彷徨っている。
お金で、風を切って、歩いてきた日本。
もはや、お金だけでは、
すまない世界に、変容した。
人間の質が、国を変えていく。
沢山の命を失い、
沢山のお金を失い、
絶望を味わって、見えてくる希望の光。
もはや、残されているのは、
人間力しかないのである。