責任は果たすもの

70年前、

日本は、敗戦国となり、

絶望の中から、立ち上がった。

 

原爆を落とされた悲惨な国として、

世界からは、希望を失った国として、

扱われたのである。

 

しかし、

世界銀行から、資金を借りて、

不屈の精神で、経済大国にのしあがり、

借りたお金を返済し、

責任を果たした、唯一の国である。

 

信頼と信用を、取り戻し

どれほど、中国が経済大国になろうが、

今も、

元ではなく、円が世界の通貨として、

認められている所以である。

 

「お金がなかったら、病気になられへん!」

と、人々は、お金を持っていても、

まだ、なおもお金を追い続ける。

 

日本は、お金がなくても、

病気で倒れれば、お金がある人と、

同じ注射、同じ薬、

命に関われば、何百万の手術が、

施される国である。

 

手続きさえ踏めば、

何層にも重なるセーフティーネットで、

救われるシステムがある。

 

決して、

野垂れ死ぬこともなければ、

放置される事はない。

素晴らしい国である。

 

民主国家である以上、

本人の自己申告、

自己決定があれば、救われる。

 

今回のコロナ渦の中で、

政府の役人、自治体の長の、

責任問題が、取り沙汰されている。

 

誰の責任でもなく、

日本国民個人の責任なのである。

「責任を取る」ではなく、

「責任を果たす」しかない。

 

平和で、豊かな、

この日本を、取り戻す為に、

すべての人が救われる国にする為に、

今、すべき事は、

一人一人の人道的な行動が、

未来の日本を、作るのである。