歳を経てから、
姉と、
よく、ランチしたり、
電話で、話す事が多くなった。
80歳を、目の前に、
二人とも、
自他ともに認める、「後期高齢者」である。
友人、知り合い達も、
順次、施設に入ったり、
病にかかったり、亡くなったりと、
「風の便り」も、届いて来る。
若い頃は、
「朝方まで続いた」おしゃべりも、
今では、3時間が限界。
高齢者のお喋りは、
「認知症予防リハビリ」
みたいなもんで、
効能効果は、なきにしもあらず。
昔から、
「女3人よれば姦しい」と、言われ、
話の内容も様々で、
「個人情報」から、
「社会風刺」から、
果ては、「誹謗中傷」も、混ざりあう。
女のおしゃべりは、
うるさくも、思われてはいたが、
たまには、
世の中の、「情報」も伝わり、
世の中を、「明るくする」良き事もあり
「歩く人間スマホ」である。
「もはや私達は、何にもできないけど」
が、枕詞のようになり、
世の中が、変わりゆくさまを、
批判したり、残念がったりするが、
先が短くなったから、
「何かをしないと」
地域の助け合い、
福祉への支援、
専門的な、勉強会、
高齢者でも、
「助けてもらう」だけでなく、
「助けてあげれる」事もあり、
人生の最後のテープを、切るまでが、
「貴重な時間」であり、
「教養」を、
積み上げるチャンス、かもしれないのである。