化けた台風が、
「春の嵐」となって、襲ってきた。
一夜明ければ、
騙し討ちの様な「春麗」
北は、凍れて「雪」となり、
南は、せっかちな「梅雨入り」と聞く、
美しい夜空が、
「ミサイルの炎」で、焼き尽くされて
豊かな緑の大地が、
「どす黒い水」に、流されていく、
吐く息が、二酸化炭素となり、
「浄化する」樹木が、消滅し、
過ぎたる我欲が、
人間の「未来と希望」を、奪ってゆく。
人間が、
「愛する事」を、忘れてしまった、
地球の姿に、涙する誰かがいる。