常識から外れたら「不良少女」?
白い、ブラウスの裾が、
紺色の、セーターの裾から、
チラチラと、見え隠れ。
ワンサイズ、落とした、
キラキラと、
ジルコンの飾りがついた、
ライトグレーの、ダウンのコート。
後期高齢者の、
今日の「いでたち」である。
老いも、若きも、
自分スタイルを、謳歌できる、
嬉しい時代になった。
20代の頃は、
何を身につけていても、
「若さ」が、
華やかに、生き生きと、
輝いていた様に思う。
昔女性は、
「おしとやか」で「おとなしめ」の、
ファッションが、
世間や大人達から、評価されて、
少しでも、
常識から外れたら、
「不良少女」と、レッテルを貼られる。
「えげつない国」であった。
学校は制服、
就職活動は、黒のスーツ、
成人式には、振袖和装、
未だに、
古い習慣が、残ってる。
自由民主主義国家と、言えども、
何故か、
「みーんな一緒」が、蔓延り、
ひとり違えば、
「差別」の始まり。
「あの人、変やわ!」
「あの事、おかしい!」
と、言われ続けてきたことが、
最近は、
「目新しくて、画期的!」
と、絶賛される。
個人や、個性が、
認められて、
「変人」という言葉も、消えてゆく。
姿形を、色眼鏡ではなく、
真摯に受け止める度量が、
これからは、必要となってゆく。