「三日前の去年」が、遠のいて

最後の、

「お正月三が日」の、朝が来た。

 

あっという間に、

一瞬で、

「新年」は、日常に変わってく。

 

時は、

春に向かい、

エンジンは、フル回転。

 

希望と絶望の、

交錯した世界から、

生々しい、現実が聞こえて来る。

 

コロナ感染死亡率が、高まり、

無秩序なミサイルが、命を奪い、

命の重さが、空を飛ぶほど、

軽くなる。

 

過ぎ去った、

「三日前の去年」が、

ずーっと、向こうに、遠のいて、

人生の境界線のあちら側、

 

二度と、

戻ることなど、無いけれど、

「置き忘れた後悔」が、

小さなポケットで、

ガサゴソと、動いてる。

 

時間と共に、

傷も、痛みも、消えて行くけど、

乾いた痕跡は、残ってる。

 

振り返る暇もなく、

カレンダーの数字が、背中を押して、

年表の中に、

私の寿命が、刻まれる。

 

諦めたく無いけど、

「まっ、いいか!」

と、済ましてしまう悪い傾向、

 

「ハレ、ケ、ケガレ」の、

エネルギーのサイクルは、

「非日常」が、

過ぎて仕舞えば、ただの「日常」

 

静かな、

「お正月の三が日」が、過ぎてゆく。