おかあさーん!

今、午前3時らしい。

丑満時?は過ぎてるかも。

足の先が火照って、眠れないから、

はてなブログを開けて見た。

 

こんな時間に何が書けるかしらと思いながら、

女優の「岡江さん」が現れた。

熱が出ました。

肺炎で入院しました。

死にました。

これはない、私でもこの現実には、

ついていけない。

 

あれ以来、お父さんの獏さんは家から出ない。

娘さんは、時々ネット上に現れて、

泣いている。

 

あの品行方正で、明るくて、元気なお母さん。

彼女と死は、あまりに遠く、

イメージができないのである。

 

苦しみは長いけど、ベッド上で患い、

ゆっくりと、尽きない話を語り、

漏らさず、伝えたいことを言えていたら、

こんなことにはならなかった。

 

さっきまで元気でいたお母さんが消えたら

家中探し歩くだろうと思う。

どこに行ったの?

何があったの?

困るんだけど?

お父さんと娘の心は、決して認めようとは、

しないのである。

 

もう一度だけでいいから、

「おかあさーん!話を聞かせて!」

深い海の底で、待ち続けている。

 

14歳で母を亡くした私は、

70歳を越えても、

「おかあさーん」と、呼ぶ時がある。