年寄りのGパン効果

少し細身のGパン👖を、

久しぶりに履いてみた。

 

若い時には、

鬱血しそうな、ピチピチのGパンに、

ピンヒールを履いて、颯爽と走れた。

 

しかし、

今は、Gパンは、コルセットがわりで、

程よく、不自由な脚を、支えてくれる。

年寄りがはいても許される、

ナイキのスニーカーを履けば、

完璧な福祉用具である。

 

仕事が、ユニフォームであったから、

休日には、思い切りのお洒落を楽しんだ。

軽快で、若々しいGパンは大好きで、

「Gパン、ご法度!」

の 、介護の講義にも、着て行った。

 

「倒れた人を助ける時には、

Gパンでも、着物でも、どんな格好でも、

ケアしてあげれる人になってね!」

と、勝手なウンチクで、教えていた。

 

ありがたいことに、

少し息を止めれば、ファスナーは上がるので、

何十年前のGパンも、難なく履ける。

 

このファッションの時は、

会う人から、

「相変わらず、お元気そうで!」

と、騙せるので嬉しい。

 

言う通りにならない不自由な脚も、

Gパンを身に付けると、

背筋をピンと伸ばして、

気持ちまで、シャンとする私がいる。