国の背中を見て育つ

今、テレビ各局が、

コロナの問題を取り上げるのは、

致し方なしとは思う。

 

しかし、

同じ、コメンテーター、ジャーナリストの

素人でも言えそうなコメントを聞くのは、

もう、ウンザリである。

 

政府寄りの、あるジャーナリストは、

「日本は、死んでる人はまだ少ない方ですよ」

と、平気でいう。

 

亡くなられた人の数ではない。

一人の人の命は大切である。

数字しか見ていない、冷酷な人と、

認識した。

 

番組の中で、反対派も揃え、

白熱し、炎上するのを、

想定しての選択肢だとすれば、

そんな日本の報道にも、落胆する。

 

いつまで、このやりとりを続けるのか?

また、それを知った上で、

究極の事態になった時に、

「遺憾である」と、すますのか?

 

最大の有事の時に、これほど、

国民の気持ちに寄り添わない、

政治家を見たのは、初めてである。

 

「高齢者の人、基礎疾患の人、

自粛お願いします」

片手に現金を握りしめ、

ここに来ても、こんな言葉しか言えない、

愚かな人を、気の毒に思う。

 

「国の背中を見て育つ」

若者が、増えないことを祈るのみである。