総理大臣から、
「病気で、辞任いたします」
と言われたら、何も言えません。
それを咎める事は、してはならない。
一国の総理大臣が、
歴代、辞任に関してのマナーであります。
伝える方も、受け取る方も、
教養ある人間のすべき事だと思っています。
今から150年前、
長州人。
歴史的な幕が開いたのです。
日本の過渡期に、
二度にわたって、総理大臣に返り咲いた、
執念の如きエネルギー。
師である、吉田松陰を殺され、
「長州人を根絶やしにせよ」
恨みの一滴の血は、一人の子孫を通して、
引き継がれて来たのかも知れません。
彼と共に、長州の時代は終わったのです。
遅れた国の遅れた人間からの脱却は、
今しかないのです。
世界が、大きく右旋回していく中で、
誰も予測のできない未来が、
待ち構えている。
古き因習や、固定観念では、
決して、たどり着けないステージ。
民衆の中から、勇気ある道先案内人が、
生まれて来て欲しいと、願っているのです。