果報(家宝)は寝て待て?

話をしていても、うつらうつらと、

すぐ、居眠りする友人がいる。

「果報は寝て待てですわー」

と、勝手な言い訳。

 

若い頃、私は、

その「果報」は「家宝」

と言う文字と勘違いしていた。

「寝てたら、お金が入ってくるんやわ!」

と、勝手な解釈は大間違い。

 

「棚からぼた餅」みたいなもんとは、

どうも意味が違うらしい。

「果報」は、

実は因果応報と言う意味らしくて、

結果も報いも、運命次第。

 

「知らぬが仏」で、

簡単に使っていた事が、恥ずかしい。

考えてみれば、

寝て待っていても、「家宝」は来なくて、

因縁めいた出来事は、よく来たのである。

 

「因果応報」も「因縁」も、

周りから色々言われると

おどろおどろしい言葉であるが、

この歳まで、元気で生きて来れてるし、

どおって事ないものである。

 

むしろ、

この私の人生そのものが、

因縁になって、子孫に祟れば、

申し訳ない!

 

最近は、あまりある時間の中で、

身体は動かず、

頭だけは、寝ても覚めても

くるくると動いているが、

「ろく」な事は考えない。

 

その「ろく」は、

なんで「ろく?」と、

取り止めもなく、宇宙の果てまで、

疑問が続く。

かなり、重症になってきた事だけは、

確かである。