変人は幸せになるかも。

「私、変わってるんです!」
話を聞く前から、言われると何だか分からないまま、「あら、そうなんですか」と、つられて返事をしてしまう。
最初に、頭にインプットしてるので、肝心な相談話がまともに聞こえてくるのが不思議。
一昔前なら、近所の噂や身内の中で「あそこの家の娘は変わってるらしい」と言われたら、嫁にも行けない事もあり、変人奇人果ては頭がおかしいとまで言われていた時代もある。
でも、考えてみれば偉人と名を残した人は、皆それなりに変人だったように思う。
現代では変人は個性と認められ、生きやすくはなった。
「あそこのお嬢さん、個性的でとっても素敵」
えらい違いである。
私たちの若い頃は、人と違う意見や行動するには、かなりの反感と嘲笑を覚悟でやり通さなければならなかったので、個性が伸びなかった。
最初から、自分を堂々と変わってるという人は、実は変わってないようには思うが、社会から否定され、自分を見失い、謙虚に変人かも知れないと苦しんでる人には、「大丈夫ですよ。変わってる人は、とてもドラマチィクで豊かな人生を送れるかも知れません」と励ます事にしている。
何故なら、私自身が歳を重ねるたびに、若い頃から、普通の人とは違う自由な発想で貴重な経験と想い出が沢山出来て、たった一度の与えられた私の人生、良かったなと思えるようになりましたから。