DNA婚活

「もう、婚活はやめときますわ。あの形式では、相手は見つかりません」
第二の人生、良きパートナーを見つければと、私が友人に軽く進めたが、やはり失敗に終わった。
知性、教養もある方だったが、仕事柄女性と知り合う機会もなかったので、スピーディかなと本人も思われて、婚活パーティに、何度か参加された。
一度の失敗がトラウマになっているので、なかなか決めかねにくいとの話で、
「あとは、DNAで決めるのが、優秀な子供もできていいかも」と、
またもや、無責任な言葉を発してしまった。
ところが、最近本当にDNA婚活というものがあり、流行っているとテレビで報道されていたのでびっくり。
口の中に綿棒入れて鑑定してもらい、相手のDNAと照らし合わせて、コンピューターが相性を診断するらしい。
会う前から機械が選別し、その上に仮面をかぶって登場する。
顔にはとらわれないとの判断らしいが、
顔も身の内、判断基準の条件の1つでしょう。
おへちゃであろうが、べっぴんさんであろうが、相手の好みの問題は大きいと思う。
名前、住所、職業、そしてDNA鑑定書と、個人情報どこまで流出するのか。
ビビっときて結婚もどうかなと思うが、それも個人の問題で否定はしない。
結婚したら、失敗!と思ったり、赤ちゃんが授からなかったり、成田離婚があったりと様々なカップル、様々な出来事がある。
辛抱、努力、乗り越えて、人間が成長する路程が結婚だとすれば、どんな選び方をしても結果はどうなるかは、分からないのである。