真実を知りたい。

「あの人は、知らない方が良いのよ」
という人達がいる。
私は、どんなに自分にとって不都合な事でも、
真実は知りたいと思う。
得てして、家族が隠し事をする場合が多く、
年月が経った頃に、
「実は、あの時貴方には言わなかったけど、本当はね・・・」
と、終わってからいうので、気分が悪い。
自分のことでもないのに、勝手に解釈、勝手に判断、勝手に削除するのはやめてほしい。
本人にとって真実がわからず、自分の行動で、誰かを傷つけてしまっていたり、笑い者になってしまっていたら悲しい。
「知らぬが仏」という言葉は、あまりありがたい言葉ではない。
メッセージする職業の立場にあって、自分の感情や心情で、言葉を発信してはいけないと思ってはいるが、
「これって、おかしいよね?」
と、思わず呟いてしまうことがある。
こんな理不尽なことが、世の中では通るんですよとは、言えない時がある。
ノーベル賞を受賞された医学博士の一言、
「教科書は、信用しない事」
教科書に載ってることが、真実かどうかは、自分で確かめなくてはならない。
幸せ不幸せ、喜び悲しみ、誕生死亡、合格不合格、結婚離婚、加害者被害者など、必ず物事は背中合わせになっている事を知った上で、他者への尊厳を持つ事ができる。
真実を知る事を周りが奪ってはいけない。
若者達に、私たち高齢者ができる事は、
一つ残らず、真実を伝える事である。