昔から、世の中が混迷しだすと、宗教なのか、
教えなのか、啓示めいたものが流行りだす。
一昔前の「ありがとうおじさん」
のおじさんは見たことはないが、何に対してもありがとう、感謝感謝を繰り返し唱えていれば、幸せを感じれる。
最近では、地球の因縁、日本の因縁、家系の因縁に「ごめんなさい」と謝罪を唱えて、神頼みも先祖頼みもやめて、自立をしてゆく生き方をすれば、幸せになれると言う。
結構、そんな話も聞きにくる人も多く、実際にはまり生き方に取り入れている。
始めた人が教祖様になるのだろうが、最近はよからぬ新興宗教に見間違われてはならぬと、
「先生」や「講師」と呼ばれて、あちこちでセミナーが開催されて、所在は明らかにはされないようだ。
友人が、この手の話が好きで、出席しなくても、ありがたい事に、情報には事欠かないのである。
よく聞けば、胡散臭くもなく、人間として当たり前の生き方を、提唱しているだけである。
有名な尼さんの講和会みたいなもんである。
金銭的なものも、見え隠れはしているが、
芸能人の講演会に比べれば安いものである。
なんでも、無料が一番！タダですよと言ってるのに、「まけてんか！」とまだ言う人の方が、私は怖い。
堕落した政治家が司る今の日本、知識のない人達に、声を上げて言いたくもなる。
方法はそれぞれだが、福祉会館で、高齢者を集めて、幼稚な体操させたり、歌を歌わせたり、
前で、大声あげてる「先生」とは何者か？と、疑問を抱く時もある。
１００年寿命と言われて、まだ生きて行かねばならない高齢者の人たちは、耳も遠く、目も不自由、手足もままならないが、脳の中の残存機能は活用すれば、まだまだ使えるのである。
そんな風に活性化させてくれる集会があれば、一人の高齢者である私も、是非とも参加したいと思っている。
