人を見たら泥棒!

顔見知りなのか、窃盗なのか定かではないが、
若い女性が、自宅で殺された事件が報道されている。
最近、特にこのケースが多く、昔の様に、
「こそ泥」で終わらないので怖い。
私の年代は、意外と用心深くないので、ついつい鍵の締め忘れがあって怒られる。
私は、一軒家が好きではなく、あえてマンションを選び、できれば最上階に住んできた。
5階くらいになると、窓から見えるのは空なので、安心して開けっ放しである。
ところが、ある日、突然窓の向こうに男性がぶら下がっていたので、思わず絶句!
叫びそうになったが、よく見れば窓清掃の業者さん。
すっぴんのパジャマ姿の婆さんと目があって、あちらもびっくりしただろうが!
最上階は、屋上から一番近く、
その時、「泥棒、入れるやん!」
と、気づいたのである。
今回の事件も、上から入ったかもと言われているし、鍵も占めているのに、簡単にガラスを割って侵入。
テレビのサスペンスドラマのまんまであるが、現実に、鍵のかかった自分の家で、恨まれてもいないのに殺されたくはない。
防ぎようのない悲劇である。
高齢になると、防御本能も薄れ、長い人生危険なことにもあったこともないので、アポ電や詐欺にひっかかってしまうのかも知れない。
息子の声くらいわかるでしょう?と思うが、内容が深刻なことであれば、こっちが動揺する。
お金を取られるくらいで済めば良いが、命まで取られることになれば、取り返しがつかない。
世界の中では、日本は治安も良く、安全な国であるという思い込みがあるが、もうやめよう。
危険予測しながら、知らん人がうろうろしていたら、
「人を見たら、泥棒と思え!」
くらい考えよう。
ボーっと生きてたら、とんでもないことに遭遇する時代になったのである。