アスリート魂で生きる道

最近のアスリートは、

華々しいスターである。

親も、学歴かスポーツか、

どちらかに秀でていれば、幸せ者。

 

元々、並外れた肉体を持っていても、

家庭環境によっては、残念ながら、

遅れをとった魂が宿らずに、見過ごされる。

 

運動会や県大会で、

「優勝したよ!」と、伝えても、

「何の得にも、金にもならん!」

そんな親に育つと、子供も宝の持ち腐れ。

 

いつの日か、

そんな自分に気付いても、

今更間に合わず、断念の道を行く。

 

運動神経抜群でも、其々の家庭の事情で、

好きな事、得意な事が出来ずに、

夢を追えずに人生を歩む人は、多く居る。

 

我欲も邪心もなく、

その様な運命を受け入れ、

粛々と生きてきた人に出会うと、

謙虚な方が多く、運命を達観されている。

 

今は、アスリートには程遠い、

デスクワークの資格者としての仕事である。

本来の超越した肉体は、歳を重ねても衰えず、

アスリート魂の生き方は反映されている。

 

お酒も飲まず、タバコも吸わず、

日々、日常の中でのトレーニング。

「元気な肉体を与えられ、感謝です」

と、笑って言われる。

 

私の様に、

若い頃からの不摂生が祟って、

あっちが痛い、こっちが痛いと嘆いている、

人間からすれば、尊敬に値する。

 

しかしながら、

本人の優れたDMAは、脈々と流れて、

息子さんは、メジャーリーグに行かれた。

人間は、どこで花開くかは、

神のみぞ知るである。