命とお金を越えて

師走とまでは行かないが、

街は、すっかり、来年に向かってる。

 

久しぶりに訪れた神戸の街、

2年前までは、

ファッションも、

食料品も、

日用雑貨も、

「よそいき」気分のお買い物、

 

レトロなビルが立ち並ぶ、

「大丸」周辺を、

数えきれないほど、楽しんだ日々が、

思い出される。

 

コロナ以降は、

車で、通り過ぎるだけの街になった。

人の足並みも、

なんだか寂しげに映り、

夜空を輝かした、

ルミナリエ」も、今は、姿を消している。

 

いつもキラキラと、華やかで、

若い女の子にとっては、憧れの街、

人にも店にも、この街で出会い、

人生に、彩りを添えてくれた。

 

地震雷火事親父」

の筆頭に、コロナウイルスを、

付け加えねばならないほどに、

世界も、日本も、動揺している。

 

医療も科学も、

「振り出し」からの出発であり、

政府も、

経済の立て直しに奔走している。

 

命と、お金を越えて、

私達が、

自らしなければならない事を、

探す旅が、年を越えた向こうに、

見えてきた。