暗く、冷たい冬も、
寿命が見えてきた。
「フーッ」と、一息吹けば、
来年まで、「サヨウナラ」
人が、命を落とすまで、
打ち倒す悪魔を、
冬と一緒に、吹き飛ばす。
かつて、理由はさまざまなれど、
大日本帝国が、
ロシア帝国に、勝利した歴史がある、
現代の、ウクライナの惨劇が、
ロシアの落日であった。
領土拡大のためには、
鬼畜の如く、
罪もない人々を殺戮した、
戦争の悲劇が、甦る
先祖の一滴の血が、
日本国民の中にも
プーチン大統領の中にも
流れ続けている。
今も、世界は、
平和な日常から、
非日常の螺旋に、移行している。
「非日常という名の暮らし」が、
優しい春の温もりの中で
当たり前の、
日常になってはいけない。
織り機に張られた縦糸に、
血で染めた横糸を、
紡ぎ始めている事に、気づかない。
恨みの連鎖を、止めれるのは、
同じ重さの、
人類愛しかないのである。