入学祝い金

「いくら包もうか?」
姪っ子の子供の中学合格祝い。
友人に聞いたら、孫は10万よ!もしくはスマホ
えーっ、すごいね。
私は驚いたが、世間はこんなもんという。
幼稚園から大学までの、入学、卒業。
そのあと、就職、結婚、出産等等。
間に、お誕生日、お正月、こどもの日、クリスマスと入り、孫と、長生きしたらひ孫まで。
「やめてー!」と、私なら悲鳴をあげる。
老後、社会から退き、世の中から排除され、
足腰弱って世間との付き合いもなくなったはずなのに、何故、この風習は変わらないのか?
お祖父ちゃん、お祖母ちゃんは、金のなる木やあるまいし。
日本の儀式ごとや風習も変わりつつあるとは聞いたが、まだまだ、根強く残っているらしい。
外国の人から見れば、お葬式のお香典だけは、
素晴らしいと聞いたことがある。
悲しみ中で、大黒柱が居なくなり、これからどうしていくのか案じている時に、現実的に現金が集まれば、何かと助かり、理にかなっているという。
しかし、後は、自分の好きな学校に入り、好きな人と勝手に結婚するのだから、みんなで喜んであげるだけでいいんじゃないかとも聞く。
途中で、学校やめたり、離婚したりすれば、
人によったらお祝いは、一回では済まない。
お祝い金をするのが嫌なのではなく、意味あるものとして、渡す方も、受け取る方も、当たり前のことではなく、授受されるべきだと思うのです。
「決めた!一万円にしょう。」
「中学、合格おめでとう。良く頑張りました。
でも、合格できなかったお友達の悲しみも忘れず、中学生活を大切に過ごしてくださいね。」
お祝いに、こんな言葉を添えました。