人生は、ジェットコースター

ゴールキーパーのように、待ち受けていたわけではない。
緻密な計画をしていたわけでもない。
チャンスと奇跡は、時空の中で、川のように流れ続けて、一瞬の出会いと出来事で掴み取る作業である。
人生には、ジェットコースターのようなスリルと、アップダウンがある。
緩やかなカーブもあれば、真っ逆さまに落ちて行くカーブもある。
一生の中で、一度も乗らなかった人は、滅多にいないと思うけれど、乗ったが最後、止まるまでは勝手に降りるわけにはいかない事を、分かって「勝負!」するのである。
レールを外れて、飛んで行こうが、機械の不具合で、てっぺんで真っ逆さまで停止しようが、致し方無し。
そんな時、隣に座った人が好きな人、頼れる人、信頼できる人なら救われるが、どうでもいい人とならば、最悪である。
遊園地の乗り物も、ゲームも、勇気の疑似体験であり、実感のない夢かも知れない。
人との出会いも、起こる出来事も、全てに意味があるとすれば、その理由と根源を把握して、
推し進めていかねばならない。
答えを知るためには、過去に遡り、本の中で人物と出会い、最先端の科学者の話を聞いたり、
何よりも、側にいる老人に知恵を借りることかも知れません。
老人達は、何度もジェットコースターに乗り、危険と奇跡の狭間を生き抜いてきた人たちですから。
ジェットコースターに乗る体力はなくなったけれど、今も、きっと勇気は持ち合わせている。これから乗り込もうとしている若い人達に、テクニックを伝授してくれるかも知れません。