我が子への愛は、永遠へと続く。
無条件の愛である。
自分の身体の一部の様に、母親は考えがちで、
これも、一つ間違えると、厄介である。
子供から、
「貴方の足でも手でもないですよ!」
と、言われると、具の根も出ないのである。
母親が
「ここまで育てたのは誰ですか?」
「心配ばかりしてきたのに!」
と、叫んだところで、
「それは、貴方の問題であり、勝手でしょ。」
と、言われたら、その通り!
血の関係は、深くて濃いので、ややこしい。
他人で、因縁や怨讐の関わりがない方が、
よっぽどスッキリする。
嫌なら、不具合なら、
「さようなら」と、さっさと別れても、
時間が過ぎれば、思い出として処理できる。
娘は娘で、私に似てきて、女の嫌らしさが
見え隠れ。
息子は息子で、夫に似てきて、無関心。
家の一族、家族は、
いつの日か、それぞれが旅立ってゆく。
別れが来ても、執着心のない愛で、
見送りたいし、見送られたいと願っている。