女の幸せには程遠い

私の蟹ピラフは、すこぶる美味しい!

かに缶は、目が飛び出すほど高いので、

酢の物用の、むいた蟹の身を使う。

 

鷄のガラと野菜でコトコト炊いたスープで、

バターひとかけ入れたお米を炊く。

炊いたご飯と、玉ねぎ、かに身、

最後に玉子を炒めて、パセリのみじん切り、

のせたら、いっちょあがりー!

 

「美味い!」

神戸のグリルにも負けてない、自画自賛

こんな料理を喜んでくれる人がいない事が、

残念だけど・・・

 

当たり前になるのは嫌。

お祖母ちゃん譲りの料理の腕を、

知られるのも嫌。

自分が食べたいものを、阻止されるのも嫌。

 

「どないしたらええねん!」

と言われるのは、もっと嫌。

 

一事が万事、こんな性格なので、

添い遂げるなど、とんでもない女。

我が身可愛いが土台にあって、

その上に、独りよがり、

また、その上に自分勝手の鏡餅

 

だから、

一人の寂しさにも耐え、

一人で、暮らしを支え、

女だてらに、社会とも闘ってきました。

 

「なんか文句ありますか?」

と、言ってるあたりで、

来世も、女として生まれてきても、

決して幸せにはなれません。