5%の頭脳
昨晩、深夜まで、
アンソニー ホプキンスの
「ブレインゲーム」を鑑賞した。
いわゆる「頭脳ゲーム」である。
大好きな男優さんで、
強烈な存在感の人である。
「羊達の沈黙」
「白いカラス」
自分の周辺には、現実的にはない話だが、
主人公の心模様には、非常に共感する。
最初から、最後まで、
笑顔などなく、
台詞の少ない、言葉なき言葉が、
伝わってくるドラマである。
彼の役は、いつも、
精神病質的なドクターを演じているが、
人間の善悪を、知性と教養で、
追い詰めていけば、
研ぎ澄まされた世界に到達する。
人間の、甘い身勝手な常識や、
人間が作った基準など、
入る隙のない、崇高な神の域。
相手の体に触れるだけで、未来が見える、
超能力者である。
この世にいるとは、思えないが、
「いてほしい」
と、願っている。
世界中の学者や、科学者が、
この世の謎を解くために、奔走する。
神の結界を外しながら、真実を紐解いてゆく。
小宇宙と言われる、人間の頭脳の中で、
私たちが自由に使えるのは、
たったの5%と聞いた事がある、
法則通りの95%が、使えなくなった時に、
そこにあるのは、
5%の、奇跡であり、神秘である。
神様が、
愚かな人間に与えてくれた優しさだと、
私は信じているのです。