鬼滅の刃を見てもいい?
私の小さかった頃の漫画雑誌は、
「りぼん」
唯一買ってもらえる、
娯楽本であり、情報源であった。
現代の漫画、アニメの様な、
洗練された高度なものではなく、
「漫画ばっかり読んでたら、アホになる!」
との、感覚は今はない。
私の時代は、
家には、何故か本棚があり、
そこには、
百科事典、国語辞典、漢和辞典、
和英辞典があり、
日本文学全集、世界文学全集、
美術雑誌が並んでいた。
今は、若い夫婦も、
漫画やアニメ時代に育ったので、
子供達と一緒に楽しめる本が、
本棚に並んでいる。
日本のアニメや漫画が、
世界的に有名になってることも、
偉人伝や、文学誌や、専門誌、
果ては、キリスト教や、仏教まで、
漫画化しており、びっくりする。
文字離れした子供達は、
動画が好きで、売り切れる様なゲームを、
お誕生日に欲しがる。
それをママ達は、ネットで注文。
開けてびっくりのバースディプレゼントは、
本人依頼である。
文字に慣れてる私たちの年代は、
ゲームを見ても、
「キューン!カーン!ドカーン!」
と、喧しいだけで、理解不能。
しかし、
最近は、テレビでアニメなど放映するので、
子供達に内緒で、こっそり見る事がある。
ジブリのアニメなどを見た時は、
内容が、想像を超えるほどに文学的、
かつ、感動的で、
「へぇー!若い人も、私達と変わりはなく、
絵か文字の違いだけなんや」
と、納得。
最近は、
人気の「鬼滅の刃」
ゲゲゲの鬼太郎みたいなイメージはするが、
書かれている人物が、可愛いし、
人間が演じているみたいに、
リアリティがある。
現実にはあり得ない話であるが、
そこには、悲しみ、苦しみ、切なさの、
心模様が、言葉と動画で描かれているので、
より一層の、迫力が伝わってくる。
本を読みたくても、
老眼で、見えにくくなり、
耳も聞こえにくくなってる、
爺さん、婆さんには、うってつけ。
老人用のアニメが、出てきたら、
秋の夜長、楽しく過ごせるかもしれない。