何一つ変わらぬアホらしさ
いきなりの夏日の後は、
やっぱり雨降り。
「南風」強しとの天気予報にも、
風など、吹く気配もない。
明るい雨は、清々しく、
嫌なことなど、洗い流してくれるが、
今日の雨は、暗くて鬱陶しい!
朝から、
テレビも、同じことの繰り返しで、
コロナコロナと、鬱陶しくて消した。
ついでに、部屋の電気も消して、
真っ暗な部屋の中で、ソファに横になる。
不思議と、外の暗さが、明るく見えた。
知り合いからの一本のメール、
開いてみると、
諺が書かれていた。
「馬の背中に狐が乗ったが如く」
菅総理の今の発言を見聞きして、
この言葉を思い出したそうな。
不誠実な言動が、不安定で、
辻褄の合わない結果になってる様、
で、思い出したらしい。
確か、
「太宰治」の小説にも書かれていた気がする。
「何一つ変わらぬ、アホらしさ。」
と、覚えている。
その場しのぎの、確証のない思い込み、
つまりは、信用性のない事である。
三やら五やら、数字を入れての、
小学生扱いのような誰かの言葉遊びも、
人の命に関わる事を、軽んじてるようで、
不愉快な事と受け止めてしまう。
今も昔も、同じような事が起こり、
太宰さんも、へきへきして、
早々に、旅立ったのかしらと、
ほんの一瞬、
暗がりの中で、タイムスリップ。
正確には、「狐が馬の背中に乗ってる様」
と、いう言葉らしいが、
「何一つ変わらぬ、アホらしさ」
の解釈は、今の私の心境である。