「なんか美味しいもの、食べて帰ろ!」
「飲まなやっとられんわ!」
人は、お腹が満たされると、
脳が満たされ、争い事が起こらない。
そんな煩悩を遮断された人間の辛抱度は、
人によっては様々ではあるが、
気軽に寄れて、手間のかからない飲食店が、
閉まっていたり、時短になると、
双方マイナス思考に陥っていく。
「食べ物があるだけまし!」
といわれても、他国とは事情も違い、
いきなりの変容に、心は戸惑う。
しかしながら、
教養ある人達は、即座に理解し、
行動に移して、今日の日本がある。
少しでも、たがをはずせば、
一挙に一線を超えて、
ダムが崩壊するように、絶望的な結果となる。
クーデター、暴力的なデモ、テロ、
など起こら無い日本は有難いが、
船長やパイロット不在のように、
揺れ動き、迷走する乗り物に、
身を任せるのも怖い。
「なんとかなるさ」は、
今回だけは無い。
自立して、成熟した国は、
この難局を乗り越えるだろう。
魂の中に、
「人間を越える存在」があり、
「畏れ」を知って、
個人が、傲慢にならないからである。