感情的で、何が悪いの?

現代は、

有人を乗せたロケットが、

宇宙へ飛び立つ。

待ちわびた命のために、

ドローンが、血液を運ぶ。

そして、

多くの人々の命を奪ったコロナに対して、

世界中に、ワクチンが広まった。

 

この成果は素晴らしい業績に、値する。

無から有を作り出す科学者たちも、

私達と同じ人間である。

いきなり、成功したわけではない。

 

誰かが、誰かのことを、

「想う事」から、始まったはずである。

医学も、科学も、教育も、

たどっていけば、必ず人間の心に、

繋がっている。

 

「国民の安心と安全のために!」

と、何度繰り返し叫んでも、

彼らは、

「人を想う」事から、始まっていないので、

私達の心とは、

赤い糸は繋がっていないのである。

 

最近は、情報社会となり、

世界中の出来事が身近になり、

教養と知性が求められる時代になった。

成し遂げた人は、尊敬され、賛美される。

揺らがぬ心と、壮絶な辛苦を乗り越えて、

それでも、謙虚な姿に頭が下がる。

 

「あの人は感情的やから、あかんわ!」

「すぐ、熱くなるから、かなわんわ!」

と、昔なら、正義の味方みたいな人は、

最近は嫌われるらしい。

 

ひょっとしたら、

こんな人が、動かぬものを動かし、

悪意に満ちた社会を、

変容するきっかけに成るかも知れない。

 

私も、理不尽な事には、

カッとくるタイプではあるが、

勇気と理論が確立していないので、

我慢ばかりしすぎて、、

中途半端な人生になってしまった。

 

「これって、おかしいやんか!」

と、政府や社会に向かって叫んでる若者を、

私は、密かに応援している。

こんな人達が、次なる時代を、未来を、

作ってくれると、信じていたい。