「臥薪嘗胆」は、私の座右の銘です。
と、友人から、言われた。
「な、なに?」
聞き返せど、全くわからん四字熟語。
親の企みで、
おもちゃがわりに、本を与えられ、
漢字や言葉には、強い私も、
「知らんわー」
「がしんしょうたん」と読むらしい。
復讐のため、目的達成のため、
薪の上で寝て、肝を食ってでも、
果たすための辛苦は、当たり前。
「怖い言葉やねー」
まるで、怨念、恨み骨髄。
しかし、
希望も目的になるけど、恨みも目的、
人間相手なら、多少、問題ありだが、
それがきっかけになって、
人生構築するも、悪くは無い。
馬鹿にされたり、冤罪をかけられたり、
深い傷を負うと、
「今に見ておれ」と、
いつの日か見返すと、心に誓う人がいる。
真面目な男性に多く、
心ざしをもって、立身出世した人もいる。
私は、内心では、腹が立っても、
「そうそう、そうなんですよー」
と、言いつつ、さようならである。
だからと言って、消化してるかと言えば、
何十年立っても、鮮明に覚えている。
時々、
無心に、トイレの掃除をしている時に、
何故か、思い出す。
何十年立っても、ただの人、
「臥薪嘗胆」もせんと、当たり前。
未だに、恨みが残ってる、
私の方が、怖いかも。