「アバター」になって、飛び回る

2009年に、放映された、

大好きな映画、「アバター

 

抒情詩的な、SF映画であったが、

現在においては、現実世界に、

あっという間に、登場した。

 

1970年代、

小松左京の「日本沈没

未曾有の災害に、日本が遭遇する、

あり得ない原作である。

 

まるで、

現代のアニメを見る様に、

ワクワク、ドキドキと 

興奮して、読んだ本が、

現実となった、衝撃を忘れない。

 

SF、「SCIENCE  FICTION.」

空想科学小説が、

今や、現実の世界となったのである。

 

VR、AR、MR、

なんのこっちゃ把握はできず、

脳に蓄積された知識からは、

解読不明の怪物達、

 

情報を咀嚼して、

記憶に落とし込もうとするが、

高齢者の脳には、パスワードが合わず、

跳ね返す。

 

ゴーグルをつければ、

時空を、一瞬で突き抜けて、

世界の果てまで、到達して、

会議に出席。

 

CEOのアバターが、いつもどおりに、

プレゼンして行く、

私のアバターが、同じテーブルに、

私らしく、参加している。

 

仮想世界と、現実世界の、

混合ミックスの世界観。

オンラインもリモートも、

どこかに吹っ飛び、

自分が、NYのマンハッタンにいる。

 

「こりゃ、ダメだ!」

モリーの違う異物の様に、

AIが、跳ね除ける。

 

「高齢者様は、こちらのVRへ」

と、導かれた先で、ゴーグル付けたら、

自然に囲まれた、

「ポツンと一軒家」の温泉旅館。

 

「こうなるかー」

AIが見抜いて、

チョイスする。

デジタルが進化してゆく、先には、

「シンギュラリティ」

の扉が、間も無く開放されるという。

 

この時代に生まれ、

この世界に遭遇した、

若者達は、生きてるだけで、儲けもの。

羨ましい話である。