いよいよ、
ジングルベルの曲が、
聞こえて来る、季節になった。
木枯らしと、
粉雪舞う通りを、
足早に歩く人達の姿が、見える。
高齢者にとっては、
冷たい冬は、大敵で、
温かな部屋で、巣篭もり状態。
若者達は、
寒さなんか、もろともせず、
サッカーに歓喜の叫び、
ボーナスが入り、
ワクワク、ドキドキのイベント続き。
お金があろうが無かろうが、
若さが、
「人生の宝物」と思える頃には、
高齢者の仲間入り。
若き日の私達も、
未熟で、無力に見えていたけれど、
其々の手には、確かに、
バトンは手渡され、今がある。
悲劇の戦争の中で、
命を落とした、多くの若者達、
敗戦直後の日本を、
支えたのも、当時の若者達、
「エコノミックアニマル」と、
陰口を、叩かれても、
世界と、戦い抜いた若者達。
時代の流れに、翻弄され、
生き抜いた若者達のエネルギーが、
命を繋いできたのである。
世界の何処にいても、
誰とでも、会える時代になった。
たとえ、
宇宙の果てにいても、
情報交換できる時代が来た。
車は自動運転、
分身のアバターが、仕事を担い、
ワンランク上の、化学の進歩、
見たこともない世界が、
未来に広がる。
出番の終わった、
私達高齢者が、できる事は、
後部座席から、
応援するだけである。