眩いばかりの日差しに騙されて、
窓を開ければ、冷たい風が吹いている。
人に優しい休日の朝、
登校する子ども達の声も、聞こえず、
風に靡く洗濯物も、まだ見えず。
家族もゆっくり夢の中。
「勤労感謝の日」の祝日は、
そんな人達のためにある。
混沌とした社会の中で、
お父さんは、満員電車に乗っかって、
お母さんは、自転車でパート職。
毎日毎日のルーティン暮らし、
気がつけば、
あっという間に、数十年、
親よりは、
「マシな人生」になってと願い、
追われる様な、教育費、
「教育」など、
後回しの、先進国の日本社会。
お金を稼ぐ、
お金を儲ける、
お金を貯める、
お金の価値観が優先される。
どれほどの、
後進国でも、「教育」だけは外せない。
貧しくて、苦しくても、
知識は、知性に変わり、
見識は、教養となる。
年齢制限のある、不適切な
「バラマキ給付」を、する位なら、
すべての子ども達の教育費を、
親に代わって、国が支援をして欲しい。
これが、
働いている人たちへの、
「勤労感謝の日」の意味になる。