想いを分かち合える人
今年の冬は、
いつもの年より、少し風が冷たくて、
紅葉が、とても美しい。
この美しさとは、今しか出会えない。
1ヶ月後にやって来る、
クリスマスの聖夜、
真っ白な雪が舞い散る、
今年一番の優しい夜になる事を、
願っている。
居座り続けたコロナウイルスを、
冷たい雪が、浄化してくれる。
この世の厳しさを、走り抜き、
疲弊した身体や心を、
自然の美学が、癒してくれる。
同じ悲しみを味わい、
苦しみを通らなければ、
想いを共有はできず、
「気の毒」「可哀想」は、
慰めにもならないので有る。
「しんどいですよね」
「頑張りましたね」
と、言う言葉を聞いて、
振り返り、
「お互い様ですよ」と、
笑って答えてくれる人がいる。
救いは、
国でも行政でもない。
「想い」が伝わる人と、
分かち合える事である。