年月を経って、
ふと、周りを見渡せば、
昔、教えた元生徒さんたちも、
当たり前だが、歳を取る。
高校生、大学生の生徒さんたちは、
すっかり大人の社会人。
一般の生徒さん達は、
60歳を越えている。
社会人になってから、
「専門資格を、取得しよう」
と、思われる人達は、
それなりに、皆、訳がある。
資格を活用して、就労、
経験を積んで、プロになった人、
現場に出たら、自分に合わず、
次なる資格を目指した人、
有資格者として、
自分の天職を見出した人も、
見出さなかった人も、
国が認める、
「国家資格」を通過して、得たものがある。
社会の中での、
その資格の人しか座れない位置づけと、
専門家としての信頼性。
しかし、
伴う責任も、有資格者にはついて回る。
中には、
「資格マニア」みたいな人もいて、
そんだけ取って、どうすんのん?
本人は、
取得しても、活用せず、
「公的機関の就職には有利」と、
サラリと言う。
資格はとってからが重要で、
学びと技術を、磨き続けるものである。
合格証を何枚持っていても、
履歴書に書くだけでは、役にも立たず。
資格を持たなくても、
優秀な、技術者や知識人が存在している。
どうあれ、
バッジも、資格も、
持つ人の、人間性が問われるのである。